レプリケーション画面

概要
移動用端末で蓄積されたデータをサーバー上の共有DBに転送するための画面です。同時に、共有DB上にあるマスタデータの端末側への転送も行います。

※この画面は、「端末設定」画面で”移動用端末”に設定されているときのみ「メインメニュー」画面から開くことができます。それ以外は開けません。

操作手順

  1. まず、この画面を開くと2つのファイル名が初期表示されています(これらはここで変更することはできません)。
    1. ローカルデータベースファイル名
      現在起動しているこのアプリケーション・データベース自身です。
    2. リンク先データベースファイル名
      「リンク先設定」画面等で設定されている現在のリンク先で、レプリケーション先となるデータ・データベースです。

  2. 上記を確認のうえ、[OK]ボタンをクリックします。

  3. 開始の確認メッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。それによってレプリケーション処理が開始されます。

  4. 処理中はその進捗状況がインジケータ表示され、最後に完了メッセージが表示されます。

  5. 以降は、通常通りのデータ入力作業などを行うことができます。

    • この時点で検査点検履歴データは空の状態になります。「検査点検編集」画面や「検査点検履歴」画面では既存データは表示されなくなります。
    • もし既存のデータを確認したい場合には、「端末設定」画面で”移動用端末としての使用”を解除します。


レプリケーションの処理イメージ
”移動用端末”に設定されているパソコンのデータ(ローカルデータベースファイル)と、サーバー上の共有データ(リンク先データベースファイル)間の転送のイメージは下図のようなものになります。
検査点検履歴のデータについてはそのまますべてが共有データへと追加転送されるとともに、そのあと空の状態にリセットされます。それ以外の各種マスタ等のデータは共有データ側から転送され、既存のデータは置き換えられて最新のものに更新されます。


また、検査点検履歴のデータの転送によって「検査点検ID」の値が変わります。下表がその例です。
移動用パソコンではそれぞれで自動的に”連番”が振られます。パソコン間での採番の関連性もありません。一方、共有データも自動的に連番が振られますが、すべてのパソコンのデータを網羅した形での採番となるため、移動用パソコンとは異なる検査点検IDに置き換えられることになります。たとえば下表の移動用PC1の検査点検ID=1(部品検査)のデータは、レプリケーション実行後は”5”となります。
■レプリケーション実行前

移動用PC1
検査点検ID 検査点検名
1 部品検査
2 抜取検査
3 出荷検査

移動用PC2
検査点検ID 検査点検名
25 リフト点検
26 モーター点検
27 電源点検


サーバー共有DB
検査点検ID 検査点検名
1 入着検査
2 加工検査
3 組立検査
4 性能検査
■レプリケーション実行後

移動用PC1
検査点検ID 検査点検名
(空)
次はID=1からリスタート


移動用PC2
検査点検ID 検査点検名
(空)
次はID=1からリスタート



サーバー共有DB
検査点検ID 検査点検名
1 入着検査
2 加工検査
3 組立検査
4 性能検査
5 部品検査
6 抜取検査
7 出荷検査
8 リフト点検
9 モーター点検
10 電源点検