基本的な操作の流れ

本アプリケーションの導入・運用に関する、基本的な操作の流れは以下の通りです。

  1. 「メインメニュー」画面の[リンク先設定]メニューを実行し、アプリケーション・データベースで扱うデータの保管先となるデータ・データベースファイルを指定します。すでにサンプル付きのデータ・データベースファイルにリンク設定してあり、これから正規の運用を始める場合には、それを空のデータ・データベースファイルに切り替えます。あるいは、すでに他のT'sFactoryシリーズのアプリケーションを導入していて、そのデータを共有したい場合には、そこで使われているデータ・データベースファイルに切り替えます(バージョンによっては利用できない場合もあります)。

  2. 「メインメニュー」画面の[部門マスタ]メニューを実行し、部門マスタデータを登録します。(※このマスタデータは社員の所属部門データとして利用されますが必須ではありません)

  3. 「メインメニュー」画面の[社員マスタ]メニューを実行し、検査や点検の実施者に関するマスタデータを登録します。(※必須ではありませんが、未登録の場合には検査点検履歴で社員での抽出ができません)

  4. 「メインメニュー」画面の[対象マスタ]メニューを実行し、検査や点検の対象となる設備や工程などのマスタデータを登録します。

  5. 「メインメニュー」画面の[検査点検項目編集]メニューを実行し、検査点検項目データを登録します。検査や点検の内容、入力データの型、合否判定式など、実際の行う作業項目のマスタともいえるデータです。

    ※マスタデータについては、「メインメニュー」画面の[マスタインポート]メニューを使って、外部のCSVファイルから取り込むこともできます。

  6. マスタ関係の登録が完了したら、「メインメニュー」画面の[検査点検新規入力]メニューより、実際の運用として検査や点検の結果を入力していきます。

  7. 必要な都度、「メインメニュー」画面より、[検査点検編集]や[検査点検履歴]の各メニューを実行し、それぞれの機能を利用します。

  8. そのパソコンを”移動用端末”として運用したい場合には、「メインメニュー」画面の「メインメニュー」画面の[端末設定]メニューよりその切り替えを行います。

  9. また”移動用端末”の場合には、定期的に「メインメニュー」画面の[レプリケーション]メニューを実行し、検査や点検の実績データを共有DBへ転送します。

  10. ログインユーザーごとに画面の編集や使用可否を制限したい場合には、「メインメニュー」画面の[アクセス権限]メニューを実行し、ユーザーの登録や画面ごとの権限設定を行います(※この操作は手順上、任意のタイミングでかまいません)。


    ※これらの手順は、主に導入時の手順を示したものです。通常の運用が始まったあとは、新しいデータを追加したいとき、既存のデータを編集したいときなど、随時必要な画面を表示して、データ入力などを行います。マスタデータなどは、必ずしも導入時にすべてまとめて入力する必要はありません。また、起動後毎回、あるいは定期的に行わなければならないような操作はありません。