タイムレコーダの概要と特徴
本アプリケーションは、工数集計や勤怠集計も可能な、パソコン版タイムレコーダです。社員コードを入力するだけで入場時刻・退場時刻を記録することができます。社員コードの入力では、キーボードからの入力やマウスでの選択の他、付属の社員証のバーコードの読み取りやFeliCaのICカードの読み取りに対応しています。さらに、その情報はデータベースに保存されていきますので、それを集計することによって、部門別実能力工数や社員別実勤務時間を算出することができ、工数管理や勤怠管理にも役立てることができます。
本アプリケーションは、次のような特徴を持っています。
- 入退場の記録は社員コードを入力するだけです。入場か退場かは自動的に判別されます。
- バーコード付きの社員証の印刷機能も備えています。その社員証とバーコードリーダー(別途必要)を使えば、一般のタイムレコーダのカード挿入と同様の要領で、簡単に入退場時刻を記録することができます。
※バーコードリーダーはUSB接続タイプのものを想定しています。別途購入が必要です。
- あらかじめ社員ごとにFeliCaのICカードを登録しておくことができます。そのカードをかざすだけで、さらに簡単に入退場時刻を記録することができます。
※FeliCaのICカード読み取りには別途SONY製のPaSoRi(パソリ)が必要です。
- その日の各社員の出勤状況を一覧画面で簡単に確認できます。
- 入退場時刻や実勤務時間は、あとで簡単に修正することができます。
- 入退場の履歴を印刷することによって、各社員に間違いがないかをチェックしてもらうことができます。またその履歴データは外部のファイル(Excel形式またはCSV形式)に出力することもできます。
- 有給休暇や早退などの勤怠区分を任意に設定、個別に入力することができます(1日最大2項目まで)。
- 一定期間の勤怠一覧を集計することができます。入退場時刻から実勤務時間を手計算する手間が要りません。
- 勤怠一覧のデータは、外部のファイル(Excel形式またはCSV形式)に出力することができ、別途給与計算に使うこともできます。
- 一定期間の能力工数実績を部門別に集計することができます。日別に定時内工数/定時外工数が集計されますので、そのデータを工数管理やパフォーマンス管理に活かすことができます。またそのデータをExcelファイル等に出力することも可能です。
- 就業時間帯のパターンを複数登録することができます。これによって、2直勤務など、シフトパターンの異なる勤務体制にも対応した実勤務時間の集計が可能です。
- ネットワークを利用すれば、入退場入力専用のパソコンは現場に設置、勤怠や工数の集計は事務所内のみで行う、といった運用方法も可能です。
- 社員に関する情報は、さまざまな方法で検索することができます。登録件数が増えても、簡単に必要な社員の情報を画面に表示させることができます。
- 社員に関する情報は、一覧帳票での出力や、顔社員を登録することで写真付き社員証としての発行も可能です。
- いくつかのマスタデータについては、外部のCSVファイルからインポートすることができます。CSVファイルの内容に連動させて、マスタの更新・追加・削除が可能です。
- すべての帳票はプレビューすることができます。実際に印刷する前に、そのイメージを確認することができます。
- 本アプリケーションは、Microsoft Accessで作られています。Accessがあらかじめ持っているさまざまなデータ操作機能(コピー、貼り付け、検索、置換、並べ替え、フィルタなど)をそのまま利用することができます。
- データベース容量として、最大2GBまでの情報を1つのファイルとして扱うことができます。その範囲であれば、登録件数は無制限、また運用方法やカスタマイズによってはファイルサイズも事実上無制限です。
- データベースをネットワーク上の複数のパソコンから共有することができます(※パソコン台数分のライセンスが必要)。
- 保存されたデータは、他のT'Factoryシリーズのアプリケーションと共有することができます。
- Accessの知識があれば、画面や帳票、機能を自由にカスタマイズすることが可能です(※ソース公開版の購入が必要)。