基本的な操作の流れ
本アプリケーションの導入・運用に関する、基本的な操作の流れは以下の通りです。
- 「メインメニュー」画面の[リンク先設定]メニューを実行し、アプリケーション・データベースで扱うデータの保管先となるデータ・データベースファイルを指定します。すでにサンプル付きのデータ・データベースファイルにリンク設定してあり、これから正規の運用を始める場合には、それを空のデータ・データベースファイルに切り替えます。あるいは、すでに他のT'sFactoryシリーズのアプリケーションを導入していて、そのデータを共有したい場合には、そこで使われているデータ・データベースファイルに切り替えます(バージョンによっては利用できない場合もあります)。
- 「メインメニュー」画面の[就業時間マスタ]メニューを実行し、所定就業の開始時刻・終了時刻・残業開始時刻などの就業時間帯、および通常出勤や2直等の夜勤などの勤務パターンデータを登録します。
- 「メインメニュー」画面の[勤怠区分マスタ]メニューを実行し、"休暇"や"早退"といった勤怠区分マスタデータを登録します(※必須ではありません)。
- 「メインメニュー」画面の[部門マスタ]メニューを実行し、各社員が所属する部門に関するマスタデータを登録します。
- 「メインメニュー」画面の[社員マスタ]メニューを実行し、タイムレコーダで入退場を管理する社員に関するマスタデータを登録します。ここで社員ごとのICカードの情報を登録することもできます。またあとで社員の検索や一覧表/社員証印刷を行いたい場合にも、このメニューを使います。
※マスタデータについては、「メインメニュー」画面の[マスタインポート]メニューを使って、外部のCSVファイルから取り込むこともできます。
- 「メインメニュー」画面の[オプション設定]メニューを実行し、タイムレコーダの運用に関わるオプションを設定します。ここでは必ず「最小就業単位」の設定を行ってください。それ以外については設定は必須ではありません。また、入退場の入力方法として、"キーボードまたはバーコード入力"もしくは"ICカード読み取り入力"の指定もここで行います。
- マスタ関係の登録が完了したら、「メインメニュー」画面の[入退場入力]メニューより、タイムレコーダとしての入退場時刻の記録の運用を開始します。
- [入退場入力]メニューで入力された入退場時刻の修正を行いたい場合、あるいは当日休暇の社員の"休暇"データを登録したいような場合は、「メインメニュー」画面の[入退場履歴編集]メニューを実行します。
- 必要な都度、「メインメニュー」画面より、[勤怠一覧]や[能力工数集計]の各メニューを実行し、それぞれの機能を利用します。
- ログインユーザーごとに画面の編集や使用可否を制限したい場合には、「メインメニュー」画面の[アクセス権限]メニューを実行し、ユーザーの登録や画面ごとの権限設定を行います(※この操作は手順上、任意のタイミングでかまいません)。
※これらの手順は、主に導入時の手順を示したものです。通常の運用が始まったあとは、新しいデータを追加したいとき、既存のデータを編集したいときなど、随時必要な画面を表示して、データ入力などを行います。マスタデータなどは、必ずしも導入時にすべてまとめて入力する必要はありません。また、起動後毎回、あるいは定期的に行わなければならないような操作はありません。