動作環境
本アプリケーションを動作させるためには、Microsoft Access 2010 32bit版(SP1以上) または 2013 32bit版 または 2016 32bit版 が必要です。基本的には、それらが快適に動作するパソコン環境が必要となります。
※Accessをお持ちでない方、あるいはAccessのインストールされていない複数のパソコンで利用をされたい方向けに、MicrosoftよりAccessランタイムが提供されています。ランタイムがあれば、Accessを購入する必要はありません。詳細については、T'sFactoryサポート情報「Access2010のランタイムについて」 または 「Access2013/2016のランタイムについて」をご覧ください。
- Microsoft Access 2010 または 2013 または 2016 がインストールされていること
※Access 2007以前のバージョンは動作対象外です。
- Microsoft Access 2010 または 2013 または 2016 が動作可能なオペレーティングシステムがインストールされていること(詳細についてはMicorsoft社等へお問い合わせください)
- ソース公開版において、バーコードハンディターミナル(既定ではキーエンス社製のBT-1000)を利用される場合には、別途、キーエンス社製の「BTアプリケーションビルダ」と、その通信ライブラリ等が動作可能な環境を用意するとともに、それらをセットアップすることが必要です。
【注意】
※「体験版」「通常版」ではバーコードハンディターミナルはご利用になれません。
※通信ライブラリ等については、64ビット版Windowsについて動作確認ができておりません。
ハードウェア
- 上記ソフトウェアが正常に動作すること
- データ容量の増加にも対応可能な、空き容量の十分なハードディスクを持っていること
- 1280×768ピクセル以上の解像度でディスプレイ表示できること
※これ以下の解像度では、一部の画面がはみ出してしまう場合があります。
- 上記環境で動作するマウス
- 必須ではありませんが、バーコードリーダー(インラインキーボードタイプまたはUSBタイプのもの)を別途用意しておくことによって、入出庫の際の「コード」データのキーボード入力が不要となり、データ入力作業を大幅に省力化することができます。
- 持ち運び可能なバーコードハンディターミナルを別途用意しておくことによって、倉庫や部品置場内にパソコンがなくても、簡単に部品の入出庫データを収集することができます。また部品ピッキング指示も、このターミナルの画面を通して受けることができます。必須ではありませんが、本アプリケーションの持つ機能を十分に活用し、作業を効率化するためにも、本製品の併用をぜひお奨めします。
- 「体験版」「通常版」ではバーコードハンディターミナルに関する機能は利用できません。
- 「ソース公開版」のBTサンプル版では、バーコードハンディターミナルは既定ではキーエンス社製のBT-1000(無線式ではない方のハンディターミナル)用のプログラムだけが用意されています。またパソコンとはUSBケーブルで接続された通信ユニットを介して通信するハードウェア構成だけを対象としています。
- それ以外のバーコードハンディターミナルについては、「ソース公開版」においてアプリケーションをカスタマイズしたり、そのターミナル側プログラム用の専用開発ツールをご用意のうえ、新規開発したりすることによって利用可能となります。
- これらはあくまでも必要最低限の条件です。より快適にご利用いただくためには、より十分なスペックのパソコンを用意されることを推奨します。データ量や処理内容によっては、ある程度のスペックでないと、処理自体は正常に行われても、動作や処理に時間がかかって実用にならないケースもあり得ます。
- また、T'sFactoryのデータベースに蓄積されたデータは、非常に大切なものです。そのため、万一のハードディスクの故障に備え、何らかのバックアップ環境を整えておくことをお奨めします。T'sFactoryシリーズのデータベースは、ご利用状況にもよりますが、数十MBのファイルサイズになる可能性も大いにあります。外部のハードディスク、CD-RWなどに代表される、大容量のバックアップデバイスを用意された方がよいでしょう。
- ネットワークでの利用について
本アプリケーションは、基本的にLANなどのネットワークで利用することも可能です。サーバーマシンあるいはそれに代わる1台のパソコンにデータだけを保管し、他の複数のパソコンからそのデータを共有、利用することができます。また、サーバーマシンやそれに代わるパソコンにあるデータを、T'sFactoryシリーズの複数のアプリケーションで共有することも可能です。
ただし、- ネットワークでの利用に際しては、利用パソコン台数分のライセンス購入が必要です(ただし体験版は例外)。
- 入力画面において、まったく同じデータを複数のパソコンで同時に編集するような場合の、厳密な意味での共有・排他制御はAccessに依存しています。場合によっては、データの二重登録や不整合を招く可能性もあります。