出来高入力画面

概要
デイリーの出来高数量や就業人員・就業時間等を入力するとともに、工場の収支や粗利を確認したり、出来高日報を印刷したりする画面です。


操作手順

  1. まず、画面の左上にある「生産場所」を一覧から選択します。選択すると、「生産場所マスタ」に登録されているその生産場所名とレート(Hr)が表示されます。なおここでは、「生産場所マスタ」画面の先頭に登録されている生産場所が初期表示されます。

  2. 同じく画面上部にある「日付」(生産した日)を入力します。ここでは今日の日付が初期表示されますが、必要に応じて書き換えます。

    • 日付の切り替えについては、[<(前日へ)]・[>(翌日へ)]・[昨日]・[今日]の各ボタンをクリックすることで、該当する日付に素早く変更することができます。
    • 日付の入力方法には次のようなものがあります。また入力欄右に表示されるアイコンをクリックすることでカレンダ画面から選択することもできます。
      • 2019/01/18
      • 2019/1/18
      • 2019-1-18
      • 19/01/18
      • 19/1/18
      • 1/18 (年を省略した場合、自動的に現在日付の年が使われます)
      • 1-18 (年を省略した場合、自動的に現在日付の年が使われます)
      • 2019年1月18日
      • H31/1/18 (平成は「H」、昭和は「S」、大正は「T」、明治は「M」)
      • H31-1-18

  3. 通常は「生産場所」と「日付」を指定したら次にそれに関する出来高実績等を新規に入力していきますが、過去の日付を指定したときなど、すでにその生産場所と日付に関するデータが登録されている場合には、そのデータがその下の画面に表示されます。したがって、過去の日付や他の生産場所のデータを見たり編集したりしたい場合には、この画面上部で「生産場所」と「日付」を切り替えます。

  4. 出来高実績を新規に入力する際は、まず「出来高入力」欄より順番にデータの入力を進めていきます。この欄では、それぞれのデータを入力するたびにEnterキーを押してください。それによってカーソルが次の入力欄に順番に移動します。

    • 製品コード
      まず、実際に生産の行われた「製品コード」を一覧から選択または直接入力します。ここには「製品マスタ」画面で入力された製品が選択肢として一覧表示されます。もし必要な製品が表示されない場合には、「製品マスタ」画面に戻ってその登録を行ってください。

    • 出来高数量
      生産した製品の「数量」を直接入力します。

  5. 「出来高数量」を入力してEnterキーを押すと、フォーカスが[登録]ボタン上に移動します。そのままEnterキーを押してください。

  6. 確認メッセージが表示されますので、[はい]ボタンをクリックしてください(あるいはそのままEnterキーでも可)。それによって、入力したデータが保存されるとともに、カーソルが「製品コード」欄に移動し、次の出来高実績を入力し始めることができます。
    またそれと同時に、登録されたデータはいくつかの集計データとともにその下の一覧表に追加表示されます。

  7. 上記の操作を繰り返し、当日のすべての製品の出来高実績を入力します。

    • もし、入力したデータに誤りなどがあった場合には、一覧表上で編集することができます。編集したい項目をマウスでクリックするなどして、データを改めて選択あるいは直接入力してください。
    • 一覧表に表示されている既存データについては、[削除]ボタンを使うなど、レコード単位でデータを削除することもできます。追加は表の上の入力欄からのみ可能です。

  8. 次に、「投入時間入力」欄でその日の生産に要した就業時間に関するデータを入力します。

    • 就業時間(Hr)
      1日の勤怠上の就業時間を入力します。フルタイムについては「8(Hr)」が初期表示されていますが、必要に応じて変更したり、パートタイムや残業については適宜入力を行います。

    • 就業人員(人)
      それぞれの就業時間で勤務した人数を入力します。

    • レート(Hr)
      「生産場所マスタ」に登録されている、その生産場所のレートが初期表示されています。もし必要であればその日その日で書き換えることもできます。

    • 基本的に入力するのは「就業時間(Hr)」と「就業人員(人)」だけですが、それらはフルタイムやパート、残業等を分けて入力することもできます。
    • フルタイム・パート1・パート2・残業の分け方については特に意味はありません。それぞれ就業時間が異なるため、計算の便宜上分けています。
    • それぞれが入力されると、勤務形態ごとの「投入時間(Hr)」や、「投入時間合計(Hr)」・「支出」が自動的に計算されます。

  9. 出来高や投入時間等を入力すると、「出来高集計」欄に各種の集計値が表示されますので、それらを確認します。

  10. 入力内容や集計結果を確認後、[印刷]ボタンをクリックするなどして、「出来高日報」を出力します。
    なお、それに先立ち、日報に記載するその生産場所・日付に関するコメントを入力することができます。それには、コメント欄の右にある[コメント編集]ボタンをクリックします。下図のようなダイアログが表示されますので、そこで入力を行います。


出来高集計の各指標について
本アプリケーションでは、次のような考え方・計算式で各指標値の計算を行っています。

  • 収入(レート基準)
    煤i各製品の標準時間 × 出来高数量) × その生産場所のレート
    ※生産場所ごとのレート(時間単価)をベースに計算

  • 収入(単価基準)
    煤i各製品の製造単価 × 出来高数量)
    ※製品ごとの製造に係る原価をベースに計算、ただし「製造単価=加工費」というように範囲を限定し、「製造単価=レート×標準時間」としている場合には、レート基準と同じ値となります

  • 支出
    煤i就業時間 × 就業人員) × その生産場所のレート

  • 粗利(レート基準)
    収入(レート基準) − 支出

  • 粗利(単価基準)
    収入(単価基準) − 支出

  • 生産効率
    煤i各製品の標準時間 × 出来高数量) ÷ 投入時間合計 のパーセント
    ※「煤i各製品の標準時間 × 出来高数量)」=「出来高時間合計」


各ボタンの機能

投入計画引用 出来高実績の入力においては、上述のように1製品ごとに入力していくこともできますが、あらかじめ「投入計画」画面で生産の予定が登録されている場合には、それを引用することで、より簡単にデータ入力することができます。
  1. [投入計画引用]ボタンをクリックします。それによって下図のようなダイアログが表示されます。
  2. 生産の進み遅れに応じて、出来高入力欄に追加したい製品を、「引用対象」欄のチェックマークの有無で選択します。
  3. [OK]ボタンをクリックします。
  4. 引用後、必要に応じて予定とは異なる製品について、出来高数量等を変更します。
印刷 現在画面表示されている生産場所・日付の「出来高日報」を印刷します。

プレビュー 現在画面表示されている生産場所・日付の「出来高日報」を画面上でプレビューします。

閉じる この画面を閉じて、「メインメニュー」画面に戻ります。