基本的な操作の流れ
本アプリケーションの導入・運用に関する、基本的な操作の流れは以下の通りです。
- 「メインメニュー」画面の[リンク先設定]メニューを実行し、アプリケーション・データベースで扱うデータの保管先となるデータ・データベースファイルを指定します。すでにサンプル付きのデータ・データベースファイルにリンク設定してあり、これから正規の運用を始める場合には、それを空のデータ・データベースファイルに切り替えます。あるいは、すでに他のT'sFactoryシリーズのアプリケーションを導入していて、そのデータを共有したい場合には、そこで使われているデータ・データベースファイルに切り替えます（バージョンによっては利用できない場合もあります）。
- 「メインメニュー」画面の[製品マスタ]メニューを実行し、製品に関するマスタデータ（特に製品ごとの標準時間や製造単価）を登録します。
- 「メインメニュー」画面の[生産場所マスタ]メニューを実行し、ラインや設備等の生産場所に関するマスタデータ（特にその場所のレート<円/Hr>）を登録します。
※マスタデータについては、「メインメニュー」画面の[マスタインポート]メニューを使って、外部のCSVファイルから取り込むこともできます。
- あとで出来高入力の際に投入計画引用機能を使いたい場合には、必要に応じて「メインメニュー」画面の[投入計画]メニューを実行し、ライン等の生産計画を生産順に登録します。なおこのデータは、T'sFactoryシリーズの『日程管理』アプリケーションなどを併用することで、そちらで登録することもできます。
- 「メインメニュー」画面の[出来高入力]メニューを実行し、デイリーの出来高実績や、就業時間・就業人員等の投入時間実績を入力します。
- またその画面で、その日の収支状況や生産効率等をチェックするとともに、必要に応じて出来高日報を印刷します。
- 任意のタイミングで、各種の推移グラフや一覧表による出来高集計・分析結果をチェックし、工場のコスト状況を把握します。
※これらの手順は、主に導入時の手順を示したものです。通常の運用が始まったあとは、新しいデータを追加したいとき、既存のデータを編集したいときなど、随時必要な画面を表示して、データ入力などを行います。マスタデータなどは、必ずしも導入時にすべてまとめて入力する必要はありません。また、起動後毎回、あるいは定期的に行わなければならないような操作はありません。ただし、マスタに登録されていない製品や生産場所のデータは、入力したり集計したりすることができませんので、そのようなデータが新しく出てきた場合には、マスタ登録から行う必要があります。