在庫分析画面

概要
入出庫データを元に、主に金額面から現在の在庫の明細を部品別に集計して一覧表示する画面です。特定の条件でデータを抽出したり、並べ替え表示したりすることもできます。


操作手順

  1. まず、この画面を開くと、画面下半分にすべての部品の在庫状況が一覧表示されます。これらを細かく確認したい場合には特に操作はありません。画面をスクロールすることによって、個々のデータを閲覧してください。

  2. この画面では、いくつかの条件によって、すべての在庫明細の中から該当する一部のデータだけを抽出して画面表示させることができます。抽出条件には次の4つが用意されています。これらは併用して絞り込むこともできます。

    • 部品コード
      指定した部品の在庫だけを抽出して表示します。

    • 部品名
      指定した文字を名前に"含む"部品の在庫だけを抽出して表示します。正確な部品コードは分からないが部品名の一部は分かっているようなあいまいなとき、この機能で該当する部品を探し出すことができます。

    • 在庫数量
      指定した在庫数量以上または未満の部品の在庫だけを抽出して表示します。数量を直接入力したあと、"以上"か"未満"かをマウスでクリックすることによって選択してください。これによって、在庫削減すべき部品や、品切れを起こしそうな部品などを見つけ出すことができます。

    • 総在庫金額
      指定した総在庫金額(材料費+加工費)以上または未満の部品の在庫だけを抽出して表示します。金額を直接入力したあと、"以上"か"未満"かをマウスでクリックすることによって選択してください。これによって、経済的リスクの高い、在庫削減すべき部品を見つけ出し、管理ポイントを特定することができます。


  3. 上記の抽出条件を設定したら、画面右上にある[抽出実行]ボタンをクリックします。これによって、指定した条件によるデータ抽出が実行され、画面下半分の一覧の内容が切り替わります(抽出条件を指定しただけでは抽出処理は行われません)。

  4. 抽出を解除して、すべてのデータが表示されている状態に戻すには、画面右上にある[すべて表示]ボタンをクリックします。また、[条件クリア]ボタンをクリックすることによって、それまでに入力されていた各抽出条件の欄をすべて空欄に戻すことができます。

  5. この画面では、直接在庫数量や金額を変更することはできません。在庫数量を変更するには、その差異に見合う数量を入庫あるいは出庫したことにして、それぞれの入力画面で追加入力します。また、在庫金額を変更するには、「部品マスタ」画面において各部品の原価レベルの金額を変更します。


各ボタンの機能

部品順 在庫明細のデータを「部品コード」の"昇順"(コードの小さい順)に並べ替え表示します。画面を開いた直後はこの状態になっています。

在庫数量順 在庫明細のデータを「在庫数量」の"降順"(数量の多い順)に並べ替え表示します。

在庫金額順 在庫明細のデータを「総在庫金額」の"降順"(金額の高い順)に並べ替え表示します。

回転率順 在庫明細のデータを「在庫回転率」の"降順"(回転率の高い順)に並べ替え表示します。

※ここでの「在庫回転率」は、1ヶ月間を通して平均的に部品が消費(出庫)されたという前提で計算されます。例えば、在庫が1000ケで、毎日毎日100ケずつコンスタントに出庫された場合、1ヶ月間ではおおよそ3000ケ出庫されたことになりますので、回転率は3000÷1000で「3.00」となります。一方、月初めの10日間に500ケ出庫があり、その後出庫がまったくなかったような場合でも、30日間では3倍の1500ケの出庫があるものとみなされて、回転率は「1.50」と計算されます。逆に、その月の1日に1000ケ出庫があり、最終日に1000ケの出庫があっただけの場合には、トータル30日間で合計2000ケの出庫があったとして、回転率は2000÷1000で「2.00」と計算されます。

在庫グラフ 総在庫金額の高い部品20点について、その金額をグラフ表示します。グラフは、材料費と加工費の重ね合わせグラフで表示されます。


印刷 「在庫分析表」を直ちにプリンタに出力して印刷します。画面上で抽出が行われている場合には、その結果だけが出力されます(並び順も画面上のものが反映されます)。

プレビュー 「在庫分析表」を画面上でプレビューします。画面上で抽出が行われている場合には、その結果だけが出力されます(並び順も画面上のものが反映されます)。

閉じる この画面を閉じて、「メインメニュー」画面に戻ります。