T'sFactory 部品在庫管理Web+ Ver 5.10
本アプリケーションは、製造業において、最終製品あるいは納品する最終部品の製作に必要な、「部品」の入出庫や在庫を管理するためのWebデータベースアプリケーションです。
在庫は任意の保管場所ごとに管理できますので、倉庫別の在庫管理、工場別の在庫管理、あるいはラックや棚別の在庫管理など、多様な分類管理が可能です。
また、どの部品がどこにいくつあるかといった現品管理はもとより、在庫金額や回転率など、経済的な面からも在庫状況を把握することができます。
さらに、日常的な入出庫作業、在庫の確認・把握だけでなく、定期的な実地棚卸に必要な情報も出力でき、その作業を効率化することができます。
また、部品コードや保管場所コードのQRコードやCODE39のバーコード票の印刷機能も備えており、市販のバーコードリーダー(USB接続やBluetoothワイヤレスのもの)、あるいはスマートフォンとそれがアクセス可能な環境を用意することによって、直ちにQRコードやバーコードによる入出庫データの入力や在庫管理を実現できます。
QRコードでの運用では、部品コード・保管場所コード・入庫予定数量(または出庫指示数量)の3つのデータを含むQRコードを印刷した現品票や出庫指示票などを別途用意しておくことで、スマートフォンなどから一気にそれらのデータを入力できます。
全体の画面フロー
ブラウザ用の「メインメニュー」画面の「メニュー」ナビゲーションから表示される各画面のフロー、またそれに関連した帳票やファイルのフローの概要は以下の通りです。
(クリックで拡大表示されます)
また、スマホ用の「メインメニュー」画面からの画面フローは以下の通りです(帳票等はありません)。
(クリックで拡大表示されます)
特 徴
- 部品・保管場所のマスタ登録によるバーコード活用
- 在庫管理の対象とする部品や保管場所の情報をマスタ登録しておくことによって、コードを入力するだけでそれらの情報を簡単に呼び出すことができます。さらに、それらの「コード」を付属機能によってQRコードやバーコード票として印刷、現品や現場に貼り付けたり添付したりすることによって、スマートフォンやバーコードリーダーを使った効率的な入出庫データの入力が簡単に実現できます。
- 入出庫の履歴の確認
- 部品の入出庫データは単品ごとに入力しますが、それらの履歴は一覧表示で確認することができます。履歴を見ることによって、入出庫の実績や流れを確認できるとともに、画面より修正することも可能です。
- 部品の場所と数を簡単確認
- 保管場所と部品の2つをキーとして在庫管理を行います。それによって、どこに何がいくつあるか、簡単に把握することができます。
- 在庫の移動
- 特定の部品をある保管場所から別の保管場所にひとつの画面で簡単に移動させることができます。
- 在庫明細のさまざまな分析
- 現在の在庫明細の一覧は、さまざまな角度で抽出することができます。例えば、特定の保管場所にある部品を一覧表示したり、さまざまな保管場所に分散している特定部品の在庫を一覧表示したりすることができます。
- 4種類の在庫明細帳票
- 現在の在庫明細は、4種類の形式で一覧表として印刷することができます。「保管場所別在庫一覧表」、「部品別在庫一覧表」、「部品別在庫集計表」、「購入先別在庫一覧表」の4種類を使い分けることによって、さまざまな面から在庫状況をチェックすることができます。
- 在庫金額のさまざまな分析
- 現在の在庫を金額的な面から分析することができます。部品別に、材料費レベルの在庫金額、加工費レベルの在庫金額、総製造原価の在庫金額、さらに在庫の回転率を一覧画面で確認することができます。
- 在庫の分析画面においては、抽出機能を活用することによって、在庫数量の多い部品、在庫金額の高い部品など、瞬時に管理すべきポイントを知ることができます。
- 在庫金額の高い部品20点について、グラフ表示によってそのコストの全体像をビジュアルに把握することができます。
- 発注点の管理
- 部品ごとの発注点数量と在庫数量とを照合し、発注点数量を下回った、発注の必要な部品を一覧表示することができます。
- 実地棚卸作業の支援
- 実地棚卸作業の際には、"どこに何がいくつある"という理論上の在庫一覧を印刷しておくことによって、現品照合作業を効率的に進めることができます。
- 実地棚卸によって得られた正確な実在庫数量は、データ上の理論在庫数量と対比しながら入力していくことができます。差異分析も可能です。また、入力された実地棚卸数量は、ボタン1つで、データベース上のすべての保管場所・部品の在庫情報に反映させることができます。
- マスタデータのインポート
- いくつかのマスタデータについては、外部のCSVファイルからインポートすることができます。
- CSVファイルの内容に連動させて、マスタの更新・追加・削除が可能です。
- アクセス権限管理
- ログインユーザーやパスワードを登録・管理することができます。
- ユーザーごと・画面ごとに編集可/閲覧のみ可/使用不可の3種類のアクセス権限を設定・管理することができます。
- スマートフォンの利用
- 本バージョンからスマートフォン専用の画面を用意しました。
- Wifi環境などがあれば、どこからでも入出庫や棚卸入力の作業を行うことができます。
- 保管場所コードや部品コードについてはQRコードの印刷帳票も追加しました。もちろん別のソフトを使って印刷されたQRコードも利用可能です。
画面/帳票一覧
画面 |
出力帳票 |
出力ファイル |
- メインメニュー ◎
- 入庫入力 ◎
- 出庫入力 ◎
- 入出庫履歴 ◎
- 入出庫過去履歴
- 在庫一覧 ◎
- 発注必要品一覧
- 在庫分析
- 在庫グラフ
- 在庫移動
- 棚卸 ◎
- 棚卸個別入力 ◎
- 部品マスタ
- 保管場所マスタ
- 購入先マスタ
- アクセス権限
- ログイン◎
- 印刷選択
|
- 入出庫履歴表
- 保管場所別在庫一覧表
- 部品別在庫一覧表
- 部品別在庫集計表
- 購入先別在庫一覧表
- 部品別発注必要品一覧表
- 購入先別発注必要品一覧表
- 在庫分析表
- 棚卸表
- 部品QRコード・バーコード票
- 保管場所QRコード・バーコード票
|
- 入出庫履歴
- 在庫一覧
- 発注必要品一覧
- 在庫分析
- 棚卸
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画面/帳票イメージ(ブラウザ用)(クリックで拡大表示されます)
画面イメージ(スマホ用)(クリックで拡大表示されます)
動作環境
本アプリケーションは、Access版の『T'sFactory 部品在庫管理』をWeb対応にしたものです。基本的な機能はそのままに、データベースにはAccessファイルを使い、IIS+ASP.NETで作り変えたものです。
本アプリケーションはT'sFactoryシリーズの他のアプリケーションとは異なり、下記のような環境で動作します。
- IIS 10以上、ASP.NET v4.0以上 が動作するWindowsのサーバー環境(ふつうのPCでも可)
- Microsoft Edge または Google Chrome のクライアントのブラウザ環境
- モニタ解像度 1366 × 768 以上
- インターネット環境
- スマートフォンを利用する場合は、WiFi環境やHTTPS(SSLによる暗号化)でのサーバー環境
- バーコードリーダーを利用する場合は、Tabキーコードを送信できるUSBやBluetooth接続のもの
- 【開発環境】 Visual Studio 2017など (データベース構造の変更にはAccess要)
※T'sFactoryシリーズの他のアプリケーションとのデータベースファイルの共有はできません。
テーブル構造が異なるため、カスタマイズが必要です。
操作説明書(オンラインヘルプ)
操作説明書(オンラインヘルプ)
価格
T'sFactoryシリーズの価格やご購入方法につきましては、こちらよりご確認ください。
ご提供条件
- 動作に必要なすべてのファイル一式を完全公開のソースファイルとしてご提供します。
- 自由にカスタマイズして販売・流用・複製等が可能です。
- ご利用されるパソコン台数に制限はありません。
- お客様の”ローカルの開発環境”での初期動作までサポートします。
※動作環境や開発環境は事前に別途ご用意ください。
※サーバーマシン、Windows Server/IIS/ASP.NET、インターネット/HTTPSなどの動作環境の構築、あるいはVisual
StudioやAccessの開発環境の構築についてはサポート対象外となります。
- 内部仕様の解説、ソースの解析やカスタマイズ、トラブルや不具合対応についてはサポート対象外となります。 クライアントでの動作については事前に「デモ版」にて十分ご確認ください。特にスマートフォンについては機種による動作や表示の違いが多々考えられますので、必ず実機にて動作確認を行ってください。
- ドキュメント類はありません。
- 本製品の使用/運用に伴う障害・破損・損害に対して一切の責任を負いません。
デモ版について
デモ用のアプリケーションを実際に操作してみることができます。下記をクリックしてご依頼フォームよりデモ用IDやパスワード等を入手してください。
デモ用ツールについて
上記のデモ版を試す際に使える、QRコードやCODE39のバーコード付きのサンプル伝票を印刷するAccessデータベースです。QRコードについては、デモ版のスマホ利用において1回の読み取りで保管場所・部品コード・数量を一度に入力することができます。
帳票フォーマットについては実際の業務用にアレンジが必要かもしれません。また印刷データについても単一テーブルだけで処理しているためマスタデータの結合や取り込みなどの構造変更・機能追加が必要かもしれませんが、そのカスタマイズのためのテンプレートとして使えます。
お問い合せ
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