設備保守管理 Ver 4.00
本アプリケーションは、生産工場で使われる各種の加工設備や装置などのメンテナンス業務を管理・支援するためのデータベースアプリケーションです。
設備に関する保守情報、たとえば定期保守の時期や作業内容などの情報をデータベース化しておくことによって、一定期間の保守計画書(作業指示書)を作成することができます。
また、保守作業の実績を順次登録しておくことによって、設備や作業者ごとの保守履歴を検索したり、故障要因の分析を行ったりすることができます。
全体の画面フロー
本アプリケーションで操作する、「メインメニュー」画面から表示される各画面のフロー、またそれに関連した帳票やファイルのフローの概要は以下の通りです。
(クリックで拡大表示されます)
特 徴
- 設備のさまざまな情報をデータベース化
- 保有する加工設備や装置の一般的な情報や保守に関する情報をデータベース化することができます。
- 形式、製造番号、製造年月、製造元、サイズ、性能、諸装置など、さまざまなスペック情報を保存することができます。
- 保守に関する担当者や、マニュアル・図面などに関する情報を保存することができます。
- 設備ごとの管理的な履歴、たとえば管理部門の変更や移設、改造、補用部品の手配先変更などをメモとして記録しておくことができます。
- 写真やカタログの登録・表示
- 設置場所を示した図やデジタルカメラで撮った設備の写真の画像ファイルのパス情報、さらにカタログのPDFファイルやメンテナンス情報関連ファイルなどのパス情報も設備ごとにデータベースに保存することができます。文字だけではなく、ビジュアルな表示で設備の情報を確認することができます。また、設置場所図や設備の写真を拡大表示して細部を見たり、PDFファイルを直接開いてみたりすることも可能です。
- 定期保守作業のスケジュール登録と作業指示
- 各設備について、定期的に予定されている保守作業日程や、今後行うべき保守作業のスケジュールをあらかじめ登録しておくことができます。そしてそれらを任意のタイミング・期間で出力することによって、今日やるべき作業、今週やるべき作業、あるいは来月予定されている作業など、必要な形式で作業者に対する保守作業計画を提示することができます。
- 定期保守については、毎月行うような作業はもちろん、1年ごと、あるいは数年に1回行うような先の長い予定もあらかじめ登録しておくことができます。それによって、長期に渡る保守スケジュールを忘れずに管理することができます。
- 保守計画書は、日別あるいは作業者別に出力することができます。作業者ごとのスケジュール管理や、設備ごとの計画停止スケジュールなどに役立てることができます。
- 定期保守の作業内容のマスタ登録
- 定期的に行う保守作業の詳細(手順や点検箇所、使用工具、必要部品など)をマスタ登録しておけば、保守作業のより細かい指示を行うことができます。
- 保守作業実績の登録
- 保守作業の予定だけなく、その作業の実績も登録することができます。あらかじめ予定された定期保守作業はもちろん、イレギュラーに発生する設備トラブルなどの内容やそれに対する処置結果、実施作業者などの情報もデータベース化することができます。
- 保守作業実績の履歴管理
- 保守作業実績として登録された情報は、さまざまな方法で履歴管理することができます。特定期間の作業実績、特定設備の作業実績、特定作業者の作業実績、あるいは特定の故障要因による作業実績など、さまざまな方法で抽出・検索して一覧表示させることができ、過去の保守履歴・トラブル履歴の調査や把握に役立てることができます。
- 保守作業実績データのExcel等への出力
- 保守作業実績の履歴データは、Excel形式やCSV形式のファイルとして外部に出力することができます。それによって、Excelを使ってさまざまな方法で汎用的なデータ分析や集計を行うことができます。
- グラフによる設備故障の要因分析
- 設備の故障によって保守作業を行った実績データについては、グラフでその要因分析を行うことができます。グラフは4パターン用意されており、故障要因別の件数比率、故障要因別の件数の月別推移、故障要因別の作業時間比率、故障回数のワーストなどをグラフで簡単に把握することができます。またこれは、管理しているすべての設備と特定の設備ごとに画面表示させることができます。
- マスタデータのインポート
- いくつかのマスタデータについては、外部のCSVファイルからインポートすることができます。
- CSVファイルの内容に連動させて、マスタの更新・追加・削除が可能です。
- Accessの基本機能の活用
- すべての帳票はプレビューすることができます。実際に印刷する前に、そのイメージを確認することができます。
- 本アプリケーションは、Microsoft Accessで作られています。Accessがあらかじめ持っているさまざまなデータ操作機能(コピー、貼り付け、検索、置換、並べ替え、フィルタなど)をそのまま利用することができます。
- データベース容量として、最大2GBまでの情報を1つのファイルとして扱うことができます。その範囲であれば、登録件数は無制限、また運用方法やカスタマイズによってはファイルサイズも事実上無制限です。
- ネットワークによるデータ共有
- データベースをネットワーク上の複数のパソコンから共有することができます(※パソコン台数分のライセンスが必要)。
- 保存されたデータは、他のT'sFactoryシリーズのアプリケーションと共有することができます。
- アプリケーションのカスタマイズ
- Accessの知識があれば、画面や帳票、機能を自由にカスタマイズすることが可能です(※ソース公開版の購入が必要)。
画面/帳票一覧
画面 |
出力帳票 |
- メインメニュー
- 設備登録編集
- 設置場所図拡大
- 写真拡大
- 設備一覧検索
- 定期保守計画(計画入力・計画書出力)
- 作業実績入力
- 作業実績一覧検索
- 保守履歴検索
- 故障要因分析
- 定期保守項目マスタ
- 故障要因マスタ
- 部門マスタ
- 保守作業者マスタ
- リンク先設定
- ファイル出力選択
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- 設備管理票
- 日別定期保守計画書
- 作業者別定期保守計画書
- 日別定期保守計画明細書
- 作業者別定期保守計画明細書
- 作業実績票
- 保守履歴一覧表
- 定期保守項目表
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画面/帳票イメージ
動作環境
本アプリケーションを動作させるためには、Microsoft® Access 2010 32bit版(SP1以上) または 2013 32bit版 または 2016 32bit版 がインストールされており、かつ快適に動作するパソコン環境が必要です。またネットワークでご利用になるには、その環境およびアクセス権等の設定が必要です。
- Access 2007以前のバージョンは動作対象外です。
- Access 2010が動作可能なオペレーティングシステムには、Windows 7、Windows Server 2008などがあります。
- Access 2013が動作可能なオペレーティングシステムは、Windows 7 または Windows 8 または Windows 10(いずれも32ビット版または64ビット版)です。
- Access 2016が動作可能なオペレーティングシステムは、Windows 7 SP1 または Windows 8 または Windows
10(いずれも32ビット版または64ビット版)です。
- データ容量の増加にも対応可能な、空き容量の十分なハードディスクが必要です。
- 1280×768ピクセル以上の解像度で表示可能なディスプレイ、およびその設定がされていることが必要です。
- 上記環境で動作するマウスが必要です。
- その他、Accessの動作に必要なパソコンのスペックの詳細は、Microsoft社のホームページ等でご確認ください。
体験版ダウンロード
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操作説明書(オンラインヘルプ)
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