全般 アプリケーション併用事例(6) 部品マスタデータ併用のメリット 2003/02/15

一般的な製造業であれば必ず"部品"あるいは"材料"というものが存在します。金属機械加工やプラスチック成型のように、単一の材料から製品が構成される場合もありますが、手配するものと納品するものは必ず異なるため、一方を"部品(材料)"、完成品を"製品"というように位置付け、区分けして扱っているはずです。

製造業においては必須の情報である部品に関するマスタデータは、非常に重要で、かつさまざまなところで使われる可能性があることから、T'sFactoryシリーズの各アプリケーションでも、同一のデータを共有して使うよう設計されています。

具体的には、次の4つのアプリケーションで同じ1つの部品マスタデータを共有しています。
  • 部品表管理
  • 所要量計算
  • 部品在庫管理
  • 部品供給管理

これら4つのアプリケーションのどれを使って部品マスタを追加・更新しようと、他のアプリケーションにもその結果が反映されます。したがって、たまたまある部品の名称が変更された場合でも、1ヶ所で修正すれば、すべてのアプリケーションにそれが反映され、情報の行き違いによって設計上の部品名と発注や現場で扱う部品名が違ってしまうということを防ぐことができます。

また、製品の設計変更等によって当該製品の使用部品が変わったとき、あるいはある製品で新しい部品が追加されたときなどでも、、業務上のフローにおいて次のような運用をしていれば、設計者などが入力した部品情報をそのまま下位に一気に流し込むことができます。

1.
製品設計を設計者が行なう、あるいは製品の受注を営業マンが受けてくる 設計or受注
2.
その製品で使われる子部品の情報を入力する
3.
製品の生産計画に基づいて、必要な部品数量を計算して発注する 手 配
4.
納品された部品の数量をチェックするとともに在庫を管理する 現場のモノの管理
5.

製品ごとの所要部品の出庫を行なうとともに在庫を管理する

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