基本的な操作の流れ
本アプリケーションの導入・運用に関する、基本的な操作の流れは以下の通りです。
- 「メインメニュー」画面の[リンク先設定]メニューを実行し、アプリケーション・データベースで扱うデータの保管先となるデータ・データベースファイルを指定します。すでにサンプル付きのデータ・データベースファイルにリンク設定してあり、これから正規の運用を始める場合には、それを空のデータ・データベースファイルに切り替えます。あるいは、すでに他のT'sFactoryシリーズのアプリケーションを導入していて、そのデータを共有したい場合には、そこで使われているデータ・データベースファイルに切り替えます（バージョンによっては利用できない場合もあります）。
- 「メインメニュー」画面の[故障要因マスタ]メニューを実行し、ここで管理したい故障要因名を登録します。（※必須ではありません）
- 「メインメニュー」画面の[部門マスタ]メニューを実行し、設備を設置あるいは管理する部門に関するマスタデータを登録します。（※必須ではありません）
- 「メインメニュー」画面の[保守作業者マスタ]メニューを実行し、設備の保守作業を行う作業者に関するマスタデータを登録します。（※必須ではありません）
- マスタ関係の登録が完了したら、「メインメニュー」画面の[設備登録編集]メニューより、各設備や装置のデータを登録します。新規の登録だけでなく、既存のデータ編集もこの画面より行います。
- 続いて、各設備に定期的に行う同じ内容の保守項目がある場合には、「メインメニュー」画面の[定期保守項目マスタ]メニューを実行し、手順や点検箇所、点検内容、使用治工具などの作業詳細をあらかじめ登録しておきます。
- 続いて、「メインメニュー」画面の[定期保守計画]メニューを実行し、各設備の定期的に行う作業、あるいは今後スケジュールが決まっている保守作業の情報を登録します。必要であれば、その都度、ここから任意の定期保守計画書を出力します。
- 定期的な作業あるいは非定期のトラブル対応など、保守作業を行った場合にはその都度「メインメニュー」画面の[作業実績入力]メニューを実行し、その作業内容を登録します。
- 必要な都度、「メインメニュー」画面より、[保守履歴検索]や[故障要因分析]の各メニューを実行し、それぞれの機能を利用します。
※これらの手順は、主に導入時の手順を示したものです。通常の運用が始まったあとは、新しいデータを追加したいとき、既存のデータを編集したいときなど、随時必要な画面を表示して、データ入力などを行います。マスタデータなどは、必ずしも導入時にすべてまとめて入力する必要はありません。また、起動後毎回、あるいは定期的に行わなければならないような操作はありません。ただし、マスタに登録されていない部門や作業者、故障要因などを管理することはできませんので、必要であればまずそれらをマスタ登録する必要があります。