全般 Assyの概念について 2005/05/10

『Assy』の概念は会社によっても違うと思いますが、一般的には、細かい部品がいくつか集まったその上位の部品のようなものです(下図参照)。

Assyは、"ユニット"といったり"セット部品"といったりもします。製品(部品製造業では製品自体が部品である場合もありますが)は複数の部品から構成されますが、その中の1つの部品もまた複数の部品から構成されている場合があります。外注業者がある程度組み立てた状態でそれを納品する場合もありますし、自社内のある工場やショップ、ラインサイド等である程度組み立てで本体組立ラインに供給する場合もあります。例えば、電子基板にはいくつもの電子部品が付いています。ICや抵抗などその1点1点が部品といえますが、一方で、部品が取り付けられた後の1枚の基板全体も、本体組立ラインから見れば1つの部品のように見えます。そのような、子部品でありながら、狭い範囲で1つの完成品ともいえる単位を本ソフトではAssyといっています。

また、本ソフト(部品表管理等)においては、部品データの入力の効率化のための概念としても、Assyというものが使われています。例えば、10種類の部品が常にセットで使われるような場合、それらを1つのAssyとして登録しておけば、毎回製品ごとに10種類の部品データを入力する必要はなく、そのAssy1つを呼び出すことで、一気に10データを入力させることができます。このときの複数の部品の関係は、単なる別々の部品(同じレベル)でもかまいませんし、親子関係を持った部品(異なるレベル)でもかまいません。


※この図で「部品2」は、例えば”メイン基板”といった名称にすることもありますし、”メイン基板Assy”といった名称にしてAssyであることを明確にする場合もあります。

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