全般 アプリケーション併用事例(7) 部品在庫管理と部品供給管理の併用のメリット 2003/02/15

「部品在庫管理」も「部品供給管理」も、生産現場の部品を扱うという面では類似したアプリケーションです。基本的な違いとしては、
  • 部品在庫管理は、部品の入出庫に伴う現時点の静的な在庫情報を管理することに主点を置いている
  • 部品供給管理は、部品在庫情報を基に、ラインや設備で必要とされる部品のキッティング・供給作業という動的な支援に主点を置いている
という点です。

しかし、両者には基本的な違いはあるものの、部品の在庫に関してそのロケーションや数量を管理するという点ではまったく共通です。部品在庫管理は文字通りそのためのアプリケーションですし、部品供給管理では正確な在庫情報なくしては正確な供給指示を行なうことはできません。そのようなことから、両者のアプリケーションでは、在庫に関する情報は完全に共有化されています。したがって、例えば、部品供給管理アプリケーションだけでももちろん在庫の管理を行なうことはできますが、部品在庫管理アプリケーション側で入力したデータを基にして、部品供給指示だけ出すということもできます。

一方ここで、それぞれのアプリケーションだけが持っている機能を下記に列挙します。一方だけが持っている機能で十分であればそのアプリケーションだけを使えばよいですが、2つのアプリケーションを併用すれば、これらの機能をすべて包含し、かつ同じ在庫情報を基に運用することができますので、より強力な部品管理システムとして活用することができます。なお、カスタマイズを行なえば、これら両方の機能を1つのアプリケーション、1つのメインメニューにまとめることも可能です。


部品在庫管理
  • 入出庫履歴
  • 在庫分析
  • 在庫グラフ
部品供給管理
  • 部品供給指示
  • 投入計画
  • 部品構成
  • バーコードハンディターミナルを使った管理

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