全般 アプリケーション併用事例(5) 製品マスタデータ併用のメリット 2003/01/25

製造業であれば必ず"製品"というものが存在します。あるときはそれが消費者に直接届く商品であったり、親会社に納品する部品であったりしますが、T'sFactoryシリーズでは、自社で作って最終的に出荷・納品するものを"製品"という概念で位置付けています。

この製品に関するマスタ情報は非常に重要で、かつさまざまなところで使われる可能性があることから、当然それを必要とするすべてのアプリケーションで共有できるように設計されています。

具体的には、次の4つのアプリケーションで同じ1つの製品マスタデータを共有しています。
  • 部品表管理
  • 所要量計算
  • 日程管理
  • 部品供給管理

これら4つのアプリケーションのどれを使って製品マスタを追加・更新しようと、他のアプリケーションにもその結果が反映されます。したがって、たまたまある製品の製品名が変更された場合でも、1ヶ所で修正すれば、すべてのアプリケーションにそれが反映され、情報の行き違いによって設計上の製品名と現場で扱う製品名が違ってしまうということを防ぐことができます。

また、新しい製品ができたとき、あるいは新しい部品(概念上は製品)を受注したようなとき、業務上のフローにおいて次のような運用をしていれば、設計者あるいは営業担当者が入力した製品情報をそのまま下位に一気に流し込むことができます。

1.
製品設計を設計者が行なう、あるいは製品の受注を営業マンが受けてくる 設計or受注
2.
その製品で使われる子部品の情報を入力する
3.
その製品の受注数に応じた、あるいは見込量の生産計画を立てる 計 画
4.
確定した製品の生産計画に基づいて部品を発注する 手 配
5.

部品の入庫(入着)や製品ごとの所要部品の出庫、および在庫を管理する 現場のモノの管理

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